{* *} Terasawaさんの紹介 - NPO法人モンキーマジック
モンキーマジックとは?

terasawa of モンキーマジック

File No.2
寺澤知也

2013-05-13

「偶然だけれど、必然とも思える縁」

寺澤氏正面からの写真緑色のTシャツ.jpg

寺澤知也さん

私はIT企業のデザイン会社で働いていて、使う人にとって魅力的なデザインを日々考えています。
空いている時間、平日の夜や休日になりますが、In-House Out(インハウスアウト)という活動を行い、
デザインの新しい可能性にチャレンジしています。



■In-House Outとは


In-House Outは「今自分がいる組織や枠組から外に出てデザインしよう!」という意味を込めたネーミングの、
デザインに関心がある有志が集まる任意団体です。

今現在、そしてこれからの世の中には、様々な問題が山積していますが、デザインの面から、それら問題の解決に貢献したいという想いで2009年から活動を始めました。
所属や職種などの枠にとらわれず、様々なバックボーンを持った人が集まり、社会全体を対象に新しいデザインの可能性を考え、実践する活動を行っています。

In-House Outはモンキーマジックの活動をデザインの面からサポートしています。


→これまでの活動はこちら
http://inhouseout.net/wp/aboutus

IHO_logo.png

寺澤氏横顔。上半身の写真.jpg

■モンキーマジックの小林代表と出会う

社会全体を見ると、経済的な規模が小さいため、企業のデザイナーが関与しにくい領域があります。
In-House Outではそのようなニッチなところにも、デザインが必要とされることが沢山あると考え、NPOのデザインをプロボノ(プロフェッショナルのボランティア)で支援する試みを企画し、コラボレーションしていただけるNPOを探していました。


ちょうどその頃、株式会社グラディエ代表取締役でIn-House Outメンバーでもある磯村さんが、シブヤ大学で講師をすることになりました。私は磯村さんの講義に申し込むために、シブヤ大学のウェブサイトを見ていて、ふと磯村さんと並んで講師リストの中にあった、小林代表のプロフィールや、モンキーマジックの紹介に目がとまりました。

「こういうところと一緒に活動してみたいなぁ」と思いつつ、さらにモンキーマジックのホームページを訪れて、活動報告の写真を眺めていると、海辺の岩場を登っている記録写真の中に、知っている顔を見つけたのです。

それは同じ会社で働く、川嶋さんでした。

川嶋さんは、視覚障害を持っているのですが、以前「フリークイミングをしている」という話を聞いたことがありました。直ぐに会社で川嶋さんへ確認してみると、以前からモンキーマジックで登っていて、小林代表とも親しいことが分かりました。


偶然だけれど、必然とも思える縁がきっかけでモンキーマジックと出会いました。




■ モンキーマジックとの活動

In-House Outメンバーと一緒に、モンキーマジックを盛りたてるためのデザインを提供する活動を行っています。例えば、2011年、2012年版ザ・ノース・フェイス「MonkeyMagic Tee(モンキーマジック Tシャツ)」のデザインを手伝わせていただき、モンキーマジックの活動をお伝えする商品紹介のタグ(つりタグ)のデザインもしました。

2012年CHUMSとモンキーマジックのコラボレーションバッグに付く、
赤タグとつりタグもIn-House Outによるデザインです。

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また、モンキーマジックが2010年12月に企画・実行した、第1回視覚障害者クライミング世界選手権(於:習志野)では、大会全体のデザインに関わらせていただきました。
ポスター、チラシ、パンフレット、大会記念Tシャツ、会場のサインシステム、BGMの演出から、開会式のイベントまで、普段の会社の仕事では出来ない、色々なデザインにチャレンジさせていただきました。

2010世界選手権入口立て看板の様子.jpeg2010視覚障害クライミンク繧剞「界選手権poster.jpeg

■活動を共にすることによる様々な出会い

NPOモンキーマジックと一緒に活動することによって
様々なバックボーンを持つ、とても魅力的な人達に出会い、行ったことが無い沢山の場所を訪れることが出来ました。

例えば、ザ・ノース・フェイスのブランドを日本で展開している、株式会社ゴールドウインの皆さんと一緒に仕事をさせていただき、普段の仕事では得られない、アパレルデザインの一端を体験することが出来ました。

さらに、第1回視覚障害者クライミング世界選手権において、クライミングを楽しみながらも、限界を超えたパフォーマンスを魅せてくれる障害者クライマーの選手達、日本山岳協会や、地元のボランティアスタッフの皆さんと一緒に汗をかき、一つの大会を実現できたことは、自分の可能性、自分の住む世界を押し広げてくれました。


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■モンキーマジックに集う人々

小林代表の魅力は、TVの出演や、講演等が多いので、ご存じの方が多いと思いますが、小林代表をウラで支える人達が、またパワフルで素敵だと思います。モンキーマジックを支える人達には、クライミングというカテゴリを超えて、体を動かすこと、美味しいモノを食べること、森で遊ぶことなど、アウトドアやスポーツという、人を活き活きさせる分野と、映画を観賞する、モノづくりをする、イベントを企画するなど、障害者と社会を結びつける分野に、情熱を捧げる専門家が集まっています。

そのバイタリティー溢れる多様な人たちの集まりがモンキーマジックの隠れた魅力だと思います。

■クライミングとデザインの両方の体験

これからもモンキーマジックとIn-House Outで、引き続きクライミングの魅力や、視覚障害を持つクライマーの可能性を知ってもらうためのデザインを、たくさん仕掛けて行きたいと思います。

ぜひ興味のある方は、活動に参加して、クライミングとデザインの両方を実体験していただきたいと思います。一緒に活動する多様な仲間募集中です!!


■今後のモンキーマジックに期待すること

キーワードで例えるなら、
「世界をもっと多様に、もっと楽しくするモンキーマジック」でしょうか。

例えば、第1回視覚障害者クライミング世界選手権の様な、沢山の人が参加して一緒に楽しめる企画をどんどん実現してほしいです。そして、日本にとどまらず海外に出て行って、世界中の障害を持つ方やクライマーと協力して、世の中をもっと多様で、もっと楽しいところへと導くトップランナーになってもらいたいと思っています。

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IHOメンバー集合写真 2012

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