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Kilimanjaro Project! レポート 登山3日目

キリマンジャロ山から上がってくる太陽 ●9月4日 登山3日目 3,850mから4,500mへ

昨夕から今朝にかけて美しい雲海とまだまだ遠いキリマンジャロの雄姿が私にも見えた。まだまだ遥か遠くだ。山頂付近には氷河も見えるらしい。7月末に富士山山頂小屋に泊まり高所順応を少しでも進めておいたからか、体調はすこぶる良好で睡眠も十分で頭痛もない。
しかし朝食時にほとんど姿の見えなかったという4人(視覚障害者3人、晴眼者1人・アメリカ人)が高山病のため下山することになったと聞く。残念だがしかたがない。10年以上前ネパールへ行ったとき、自分が高山病で苦しんだので察することができる。。。 見晴らしがよく、ルートが遥か遠くまでよく見える・・・
道中からかわれっぱなし。「コポモラ!」って何!? 今日からは未知の標高へ、高所順応への工程だ。このころになるとずいぶんチームメンバーとも、ガイドやポーターとも親しくなり、皆楽しげに声をかけながら歩く。
昼食は標高4,200mあまりの場所で、なんと揚げたてのフライドチキンとフライドポテト!これには本当に驚いた。アメリカ人は大喜びだ。元気を蓄え、キャンプ地へもう一息。 チキン、ポテト、マフィン、スイカ、オレンジ
唯一、ポーターガイドを含め全員で撮った写真 ずいぶん息も上がってきたころ、今日のキャンプ地LAVA TOWER CAMPが近づいてきたことがわかった。なぜそれが分かったかと言えば、遠くからポーターたちが楽しげに歌い、踊る声が私たちを迎えていたからだ。キャンプ地に着くとチームの面々も一緒に歌い踊る。さらにキャンプ場の背後にはLAVA TOWERと呼ばれる60mほどの岩塔があり、数名でここに登ることとなった。
まさかこの標高で、ダンスし、ロッククライミングをし、楽しく食事をし、笑う。思っても見なかった展開に、自分の体に感謝する。 LAVA TOWERよりキリマンジャロを望む私たちの影
Lava Tower、mess(食事)テント、一番星 しかし、食事後の夜中には頭痛に襲われ、朝までうとうとと過ごす。一概には言えないが、高山病はその標高に至ってから5~6時間後、食事を済ませ眠りにつき、呼吸が浅くなってくるとその症状が出やすくなるらしい。この夜は私も典型的な時間のパターンだったのだ。富士山山頂小屋でも同じで頭痛があった。
これには、とにかくびっくりするほどの水を飲み、食事をきちんとする。この程度しか対策がないらしい。翌朝エベレストにも登っているエリックに「頭が痛かった」と言ったら「おれも頭痛で眠れなかった」という返事。高山病は運頼みなのだろうか。 無表情・・・。夜中トイレに行くが暗いのと同じテントが並んでいるのとで暫く戻れなくなる
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