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2025年 08月 10日(日)09:00

主催イベント

【アウトドア】「キッズ ロッククライミング合宿」開催レポート

7月28日から30日の2泊3日で、長野県川上村の小川山にて「キッズ ロッククライミング合宿」を開催しました。

小学4年生から中学3年生までの子どもたち11名(視覚障害6名、その他の障害1名)、保護者1名、スタッフ4名と幼児1名、そしてクライミングガイド2名が参加しました。障害の有無問わず普段からモンキーマジックの教室やイベントに参加している子どもたちが集い、新しくできた仲間や新たな自分と出会い、忘れられない夏の思い出を作ることができました。

憧れの小川山でクライミングに挑戦!
「外岩」と呼ばれる自然の岩壁は初めてという子どもたちが多かったのですが、海外からもクライマーが訪れるという小川山の雄大な岩壁を前に、初日から大興奮。
最初は緊張していたものの、初日の「ガマスラブ」エリアでは、次々と課題をクリアする姿にスタッフも驚かされました。
2日目の「フェニックス」エリアでは、さらに難易度の高い課題に苦戦しながらも、仲間からの応援を受けて高さ30メートルを登り切った子も!3日目はガマスラブに戻って再び別の課題にチャレンジしました。3日連続のクライミングでしたが、疲れを見せずに笑顔で登り続ける姿は本当に頼もしかったです。

クライミング以外のお楽しみも満載!
今回の合宿では、クライミングの他にも楽しいイベントが盛りだくさんでした。
登った後の川遊びや、夜にはみんなで手持ち花火を楽しみました。子どもたちの感想には、実は一番の思い出は、クライミングよりも川遊びや花火という声も多くあがっていました。
川の水は氷水のように冷たかったのですが、仲間と手をつなぎ反対岸に楽しそうに進んでいく姿や、一緒に花火をすることで自然と交流が深まっていきました。
また、クライミングガイドの方から、海外の山を登ってきた冒険話を聞かせてもらう場面もありました。「未踏峰の山は探せば実はたくさんある」「好きだから、続けてきた」「クライミングがあると、言葉が通じなくても仲間になれる」という話に、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。

「ありのままの自分」でいられる居場所に
最初は少し緊張していた子どもたちですが、2日目にはそれぞれのペースで自由に過ごし始める様子が見られました。
これは、この場所に慣れて安心し、「自分らしくいてもいいんだ」と感じ始めたからこその変化ではないかと感じています。
「ババ抜きやる?」と誘ったり、相手の様子をそっと見守ったり、自然な形で思いやりの気持ちが生まれていました。クライミングという共通の「好き」なことを通じて集い、寝食を共にし、子どもたちは「仲間」になっていったのではないでしょうか。
今回の合宿で子どもたちは、クライミングの技術だけでなく、仲間と協力する大切さ、そして自分らしくいられることの心地よさを学び、大きな一歩を踏み出しました。
参加してくれた子どもたち、送り出してくれた保護者の皆さん、そして協力してくれたスタッフ、ガイドの皆様に心より感謝申し上げます。

 

本企画は、「障害のある女性の自立支援を目的ときたクライミングプロジェクト」の一環として「プレー・アカデミー with 大坂なおみ」から助成を受け、NPO法人モンキーマジックにより運営されています。
プレー・アカデミーは、ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団、ナイキと大坂なおみ選手が連携し、生涯を通じて恩恵があると証明されている遊びとスポーツを、現代社会に根付いているジェンダー格差を埋めるのに役に立つエンパワメントツールとして活用し、女の子の生活に変革をもたらすことを目的としています。 詳細はhttps://playacademynaomi.com/ja/ をご覧ください。

【活動の様子】

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