2025年 05月 20日(火)09:00
【報告】台北盲学校でのクライミング指導を担当
5月9日、台湾・台北市立盲学校にて、高校3年生6名を対象としたクライミング体験教室が開催されました。会場となったのは、同校に設置されているボルダリング壁で、指導は鈴木直也と代表・小林が担当しました。
体験教室には国立体育大学の学生たちもサポートとして参加し、「どのようにホールドの位置を伝えるか」など、伝える側・伝えられる側の両方が理解を深めることから始めました。
安全を最優先に、鈴木が設定したルートに挑戦した生徒たちは、全身を使って登りきり、大きな達成感を得た様子でした。クライミングの楽しさや意義が、しっかりと彼らに届いていることが感じられました。
このボルダリング壁は、20年以上前に設置されたものの、設置の経緯は今となっては不明で、最近では「危険かもしれない」と使われていなかったそうです。
しかし、今回の体験教室に立ち会った先生からはすぐに連絡があり、「非常に大きな価値を感じました。今後は積極的に活用したいので、引き続き指導をお願いしたい」との言葉をいただきました。
障害のある子どもたちの可能性を広げる手段として、クライミングが新たな一歩を刻めたこと――それは、私たちにとっても大きな喜びとなりました。
※本イベントの旅費交通費は、lululemonの社会貢献プログラム「Grow Impact」の助成を充てさせていただきました。
【活動の様子】