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2025年 05月 20日(火)11:00

NPO活動

【報告】台湾・視覚障害者との交流型クライミング体験会を実施

5月9日・10日の2日間、クライミングジムT-UP中和店にて、視覚障害のある方とない方の双方を対象とした交流型クライミング体験会を開催しました。

 

●5月9日(ボルダリング体験会)

この日はボルダリングエリアにて、障害のない方4名が参加。クライミング初心者の方も含まれており、目隠しをしてのクライミングや、ガイド役へのチャレンジなど、濃密な時間を過ごしました。

 

●5月10日(トップロープ体験会)

この日は8名が参加し、そのうち4名が視覚障害のある方でした。過去に私たちの体験会に参加してくださった方が再び来てくれた、嬉しい再会もありました。

 

普段からトレーニングジムに通っているという視覚障害のある方からは、「障がいのない人と一緒に楽しめるのがとてもいい。早く定期的なイベントになってほしい」との感想をいただきました。また、障害のない参加者からも「視覚障害者が“特別な存在”ではないと感じた。同じメンバーでもう一度登りたい」との声がありました。

 

音の反響で声が届きにくいといった課題も見られましたが、「また続けたい」との声は、私たちにとっても大きな励みとなりました。今回の訪問を通じて、台湾での交流型クライミングイベントの定着に向けた準備が大きく前進しました。今後も台湾の皆さんに定期的なイベントをお届けできるよう、引き続き関わっていきたいと思います。

 

※本イベントの旅費・交通費は、lululemonの社会貢献プログラム「Grow Impact」の助成により実施されました。

 

代表小林は、かつてパラクライミングの日本代表選手として世界の舞台で競技に挑んでいた頃、日本以外のアジア諸国から出場している選手はほとんどいませんでした。そのとき、他のアジアの国々で暮らす視覚障害のある人たちは、どんな日常を送り、どんな未来を思い描いているのだろうか――そんな問いがいつも心にありました。

 

まずは日本全国に、障害のある人もない人も一緒に楽しめる「交流型クライミングイベント」を根づかせることが、私たちモンキーマジックの第一の目標です。その道のりの途中ではありますが、助成金などのサポートをうけながら、できる範囲でアジアの国々にも活動を広げる取り組みを始めています。

 

クライミングを通じて、「こんな世界があるんだ」と感じてもらえるようなきっかけを届けたい。まだ出会っていない誰かが、自分らしく一歩を踏み出す手助けができるのではないか。そんな思いと、取り組む責任を胸に、私たちは日本、そしてアジアへと活動の輪を広げていきます。

【活動の様子】

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