2025年 07月 21日(月)17:00
【北九州市訪問DAY3】登るチカラ、つなぐ未来~小林幸一郎さんと描くインクルーシブなまちづくり~
7/13(日)、北九州市での「登るチカラ、つなぐ未来~小林幸一郎さんと描くインクルーシブなまちづくり~」をテーマとしたワークショップやクライミング交流会の最終日には、CLIMBING GYM & SHOP OD 小倉店を会場に、交流型クライミングイベントを開催しました。
この日は、子どもから大人まで、また障害の有無を問わず、約30名が参加。初めてクライミングを体験する方も多く、にぎやかで温かい空気に包まれながらの開催となりました。
はじめに、クライミングジムの安全な利用方法やルールの説明に加え、視覚障害者と共にクライミングを楽しむための手引き「H・K・K(方向・距離・形)」について講習を行いました。
その後は、参加者同士でペアを組み、「目隠しクライミング」にチャレンジ。
見えない状態で登る体験を通じて、言葉の伝え方や信頼関係の築き方を実感してもらう時間となりました。
さらに、小グループごとに分かれてのグループ対抗ミニゲームも実施。楽しみながら自然とコミュニケーションが生まれ、参加者同士の距離が縮まっていきました。
イベント参加者からは、
「方向を伝えていくのが難しく、聞く側もそれをどう解釈して行動に移していくか考えるのが難しかった」
「普段、それ、あれ、これ、に頼っているのをすごく痛感した。どうやったら伝わるのかすごく考えた」
など、多くのコメントを頂きました。
イベントの締めくくりには、福岡県在住の障害のあるクライマーお二人のデモンストレーションが行われました。片脚のクライマーと身体機能障害のある現役パラクライミングワールドカップ銀メダリストの流れるようなクライミングに参加者も息をのむようにその姿に注目していました。
今回の濃密なイベント開催を通じ、この街にもクライミングと言うスポーツを通じたインクルーシブが一層広がってゆくことを願ってやみません。この素晴らしい機会を取りまとめてくださった北九州市のみなさんに御礼申し上げるとともに、弊会としても今後も責任を持ち関わり続けさせていただきたいと思います。
【活動の様子】