2025年 08月 02日(土)08:00
【報告】岡山・愛媛出張:映画上映会登壇と桃モンキーに参加してきました。
4月27日、岡山県で開催された「交流型クライミングイベント:桃モンキー」と、映画『Life is Climbing』の上映会・対談に、弊会代表の小林とスタッフ鈴木が参加してまいりました。
午前中は、10名の参加者が集まった「桃モンキー」に小林・鈴木も一緒に参加させていただき、クライミングを通じた交流を楽しみました。
今回が初参加となる方も、サイトガイド(視覚障害のある方をサポートする声かけ)や目隠しクライミングにチャレンジされ、みんなで和気あいあいとした雰囲気で登りました。
午後は場所を移し、映画『Life is Climbing』の上映会に参加しました。
上映後には、「桃モンキー」代表の福原さんと、弊会代表の小林による対談も行われ、クライミングを通じた多様なつながりについて語り合いました。
岡山では、「障害の有無にかかわらず、みんなで楽しむクライミングイベント」として、「桃モンキー」が定期的に開催されています。
岡山方面へ行かれる機会がありましたら、ぜひ皆さんもご参加されてみてください!
▼桃モンキー ホームページ
http://bonatti.html.xdomain.jp/momo/
翌日4月28日は、モンキーマジック代表の小林とスタッフ鈴木は、「全国交流型イベント」立ち上げの一環として、愛媛県松山市を訪問しました。
「全国交流型イベント」は、現在、北海道から福岡、さらにはシンガポールや台湾にまで全国各地に広がりを見せています。
今回の松山訪問では一日を通してさまざまな方々とお会いし、たくさんの意見交換をさせていただきました。
現在、愛媛県松山市で、障害の有無に関係なく、多様な人々がクライミングを楽しみながら交流できるイベントの立ち上げに向けて動き出しています!
今後、松山市で「全国交流型イベント」が開催された際には、ぜひ皆さまにもご参加いただければと思います!
【活動の様子】
2025年 07月 21日(月)10:00
【報告】筑波大学付属視覚特別支援学校にて、ボルダリングの特別授業を実施
7月16日(水)、東京都文京区にある筑波大学附属視覚特別支援学校にて小学部(4-6年生)と高校部(1年生)の児童・生徒を対象に、ボルダリングの特別授業を担当させていただきました。
当授業に向けて、ボルダリング壁の課題を事前に作り当日を迎えました。簡単な課題が2本、少し難しい課題が2本、難しい課題が2本の合計6本があり、さらには全部で21手の長手ルートも準備しました。
参加してくれた子どもたちは、「難しい!」「できた!」「だめだ!」「もう1回!」と色んな気持ちを声に漏らしながら、喜んだり悔しがったりしてくれました。最初は不安顔だった子どもたちも、汗をかき、仲間を応援し、終わる頃には「腕に力が入らない!」と言いながら、とてもよい笑顔を見せてくれました。
高校生からは代表の小林に「クライミングが辛いと感じることはありますか?」と質問がありました。小林からは「ないんだよね。自分は高校2年生に時にクライミングと出合い、それまでは運動が大嫌いだった。誰かと比べられたり順位がつかないクライミングと出合って、登れても登れなくてもずっと楽しく40年以上続けてます。だからクライミングの楽しさを皆に伝えられて嬉しいんだよね」と答えていました。
今回はボルダリングのルールと楽しさを知る授業でした。すべての課題を攻略した子どもたちはまだいません。「クリスマスくらいまでに全部できるようにガンバ!」と伝え、授業は終了となりました。
今後、等学校の児童・生徒がボルダリングに触れ、心技体を高め、何よりボルダリングを楽しんでくれることを願っています。
【活動の様子】
2025年 07月 01日(火)09:00
【学会発表】日本野外教育学会にて、調査研究についての発表を行いました。
6月28日・29日の2日間、奈良県天理市の天理大学で開催された「第28回日本野外教育学会」に、NPO法人モンキーマジックのスタッフ・伊藤と代表・小林が出席しました。
今回の参加目的は、昨年9月から今年3月にかけて全国各地で開催された交流型クライミングイベントの社会的意義を明らかにすることを目的とし、びわこ成蹊スポーツ大学との共同研究による調査成果を発表するためです。
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6月29日(日) 口頭発表
演題:「交流型クライミング参加者の体験の意味の探求」
発表者: 林 綾子・中道 莉央(びわこ成蹊スポーツ大学)、小林 幸一郎(NPO法人モンキーマジック)、伊藤 相(東京外国語大学)
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6月28日(土) 自主企画シンポジウム登壇
テーマ:「ヨセミテからつながる多様性理解の広がり」
登壇者: 小林 幸一郎(NPO法人モンキーマジック)、伊藤 相(東京外国語大学)
コーディネーター: 林 綾子(びわこ成蹊スポーツ大学)
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多様な研究者や専門家が集う学術的な場で報告の機会を得たことで、新たな視点や理解が広がる貴重な2日間となりました。
次回は8月末に開催される別の学会にて、同じくびわこ成蹊スポーツ大学の中道莉央先生が本研究に関する発表を予定しています。
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参考:日本野外教育学会 第28回学会大会(天理大学)
https://28th-tenri.joes.gr.jp/
【活動の様子】
2025年 06月 23日(月)12:00
【報告】代表小林の半生を追った児童書が重版決定!各地の読書感想文課題図書にも選出しました!
2024年に出版された代表小林幸の半生を追った児童書『見えない壁だって、越えられる。 クライマー小林幸一郎の挑戦』(高橋うらら 著、金の星社 刊)の重版が決定いたしました。
『見えない壁だって、越えられる。 クライマー小林幸一郎の挑戦』
著者:高橋うらら
出版社:金の星社
書籍詳細はこちら↓↓↓
https://www.kinnohoshi.co.jp/search/info.php?isbn=9784323075570
さらにこの夏、本書が各地の読書感想文コンクールの課題図書に選定されたことをあわせてご報告いたします。
全国の子どもたちが小林の挑戦と、その背景にある「見えない壁だって、越えられる。」というメッセージに触れ、それぞれの心で感じ、考えるきっかけとなれば幸いです。
課題図書に選定いただいた地域の情報は以下の通りです。
千葉県: 詳細はこちら
岡山県: 詳細はこちら
山形県: 詳細はこちら
今後も、本書を通して「見えない壁だって、越えられる。」というメッセージがより多くの方々に届くよう、モンキーマジックは活動を続けてまいります。
引き続きのご支援のほど、よろしくお願いいたします。
【活動の様子】
2025年 05月 20日(火)18:00
【参加募集】交流型ボルダリングイベント@ノバリアクライミングジムを開催します。
視覚障害のある方と健常者が中心となって一緒に楽しむボルダリングイベントを開催します。
見えても見えなくても楽しめるからこそ、関わり方を知ればもっと気軽に誘い合えるはず!
初心者講習会や、視覚障害のある方とを楽しむための講習会もありますので、「クライミングは初めて」「障害のある方と接したことがない」という方もぜひご参加ください!
お申し込みフォーム
https://forms.gle/TQ8uLxjvXSYTvpAy9
日時:2025年6月21日 (土)9:00〜12:00
場所:ノバリアクライミングジム 〒991-0061 山形県寒河江市中央工業団地158-10
参加費:一般2,500円・学生2,000円(レンタルシューズ無料)
※イベント参加のみであればジムの登録料は不要です。イベント後や別日に登る際はご登録をお願いします。
※服装について:動きやすい服装でご参加ください。レンタルシューズを利用される方は靴下をご持参ください。
【活動の様子】
2025年 05月 20日(火)11:00
【報告】台湾・視覚障害者との交流型クライミング体験会を実施
5月9日・10日の2日間、クライミングジムT-UP中和店にて、視覚障害のある方とない方の双方を対象とした交流型クライミング体験会を開催しました。
●5月9日(ボルダリング体験会)
この日はボルダリングエリアにて、障害のない方4名が参加。クライミング初心者の方も含まれており、目隠しをしてのクライミングや、ガイド役へのチャレンジなど、濃密な時間を過ごしました。
●5月10日(トップロープ体験会)
この日は8名が参加し、そのうち4名が視覚障害のある方でした。過去に私たちの体験会に参加してくださった方が再び来てくれた、嬉しい再会もありました。
普段からトレーニングジムに通っているという視覚障害のある方からは、「障がいのない人と一緒に楽しめるのがとてもいい。早く定期的なイベントになってほしい」との感想をいただきました。また、障害のない参加者からも「視覚障害者が“特別な存在”ではないと感じた。同じメンバーでもう一度登りたい」との声がありました。
音の反響で声が届きにくいといった課題も見られましたが、「また続けたい」との声は、私たちにとっても大きな励みとなりました。今回の訪問を通じて、台湾での交流型クライミングイベントの定着に向けた準備が大きく前進しました。今後も台湾の皆さんに定期的なイベントをお届けできるよう、引き続き関わっていきたいと思います。
※本イベントの旅費・交通費は、lululemonの社会貢献プログラム「Grow Impact」の助成により実施されました。
代表小林は、かつてパラクライミングの日本代表選手として世界の舞台で競技に挑んでいた頃、日本以外のアジア諸国から出場している選手はほとんどいませんでした。そのとき、他のアジアの国々で暮らす視覚障害のある人たちは、どんな日常を送り、どんな未来を思い描いているのだろうか――そんな問いがいつも心にありました。
まずは日本全国に、障害のある人もない人も一緒に楽しめる「交流型クライミングイベント」を根づかせることが、私たちモンキーマジックの第一の目標です。その道のりの途中ではありますが、助成金などのサポートをうけながら、できる範囲でアジアの国々にも活動を広げる取り組みを始めています。
クライミングを通じて、「こんな世界があるんだ」と感じてもらえるようなきっかけを届けたい。まだ出会っていない誰かが、自分らしく一歩を踏み出す手助けができるのではないか。そんな思いと、取り組む責任を胸に、私たちは日本、そしてアジアへと活動の輪を広げていきます。
【活動の様子】
2025年 05月 20日(火)10:00
【報告】台湾・クライミングジムスタッフへの視覚障害者対応トレーニングを実施
5月9日、台湾・クライミングジムT-UP中和店にて、T-UP各店舗から参加を希望したスタッフ6名を対象に、3時間のスタッフトレーニングを実施しました。指導は、代表・小林と鈴木直也が担当しました。
トレーニングでは、視覚障害者に対するホールドの位置の伝え方「HKK(方向・距離・形)」(英語ではDDS)について、その考え方と実際の運用方法を紹介。また、視覚障害者への簡単なガイドの方法や、ブラインドクライミングの体験を通じて、気を付けるべき点や、逆に「スタッフだからこそ、そこまで構えずに対応できること」への理解も深まりました。
今回の研修を通じて、今後、交流型クライミングイベントが台湾でも定着し、トレーニングを受けたスタッフの皆さんがその中心となって活動を広げていくことが、大いに期待される一日となりました。
※本イベントの旅費・交通費は、lululemonの社会貢献プログラム「Grow Impact」の助成により実施されました。
【活動の様子】
2025年 05月 20日(火)09:00
【報告】台北盲学校でのクライミング指導を担当
5月9日、台湾・台北市立盲学校にて、高校3年生6名を対象としたクライミング体験教室が開催されました。会場となったのは、同校に設置されているボルダリング壁で、指導は鈴木直也と代表・小林が担当しました。
体験教室には国立体育大学の学生たちもサポートとして参加し、「どのようにホールドの位置を伝えるか」など、伝える側・伝えられる側の両方が理解を深めることから始めました。
安全を最優先に、鈴木が設定したルートに挑戦した生徒たちは、全身を使って登りきり、大きな達成感を得た様子でした。クライミングの楽しさや意義が、しっかりと彼らに届いていることが感じられました。
このボルダリング壁は、20年以上前に設置されたものの、設置の経緯は今となっては不明で、最近では「危険かもしれない」と使われていなかったそうです。
しかし、今回の体験教室に立ち会った先生からはすぐに連絡があり、「非常に大きな価値を感じました。今後は積極的に活用したいので、引き続き指導をお願いしたい」との言葉をいただきました。
障害のある子どもたちの可能性を広げる手段として、クライミングが新たな一歩を刻めたこと――それは、私たちにとっても大きな喜びとなりました。
※本イベントの旅費交通費は、lululemonの社会貢献プログラム「Grow Impact」の助成を充てさせていただきました。
【活動の様子】
2025年 04月 25日(金)15:00
【報告】光るホールド「みちびクライミングライト」がイオンモール四條畷に導入されました
4月25日(金)、大阪府四條畷市のイオンモール四條畷がリニューアルオープンし、こども向け広場「なわてmoku mokuひろば」のアクションエリア「ボルダリング×光あそび」コーナーに、ボルダリング壁が新たに設置され、NPO法人モンキーマジックと株式会社シーワテックが共同開発した、ホールドが光る「みちびクライミングライト」が導入されました。
「なわてmoku mokuひろば」は、“もくいく(木育)”の考えに基づき、地元・大阪府産のスギ材を使用した床や壁、一部の遊具に囲まれた、木のぬくもりを感じられる空間です。お子さまが遊びを通して、地域とのつながりや自然素材の大切さを学べるよう設計されています。
約760㎡の広場内には、大きなすべり台を中心に、回転・跳躍遊具やデジタル技術を活用したインタラクティブ遊具、「みちびクライミングライト」を搭載した光るボルダリング、静かに遊べる小部屋エリアなど、多様な遊び方ができる8つのエリアが展開されています。直感的に楽しめる設計で、初めてのお子さまでも安心して遊ぶことができます。
モンキーマジックは今後も、多様な子どもたちにとって遊びや運動がより身近で楽しいものになるよう、クライミングを通じた新たな価値の提供に取り組んでまいります。
イオンモール四條畷
https://shijonawate-aeonmall.com/lp/renewal/
【活動の様子】
2025年 04月 13日(日)18:00
【報告】2024年度 活動報告書(アニュアルレポート)公開のお知らせ
2024年度の活動報告書が完成いたしました。
NPO法人モンキーマジックの1年の取り組みをまとめた「2024 ANNUAL REPORT」を、ぜひご覧ください。
【PDF版はこちら】
https://www.monkeymagic.or.jp/pdf/R6jisseki.pdf
【読み上げ対応テキスト版はこちら】
https://www.monkeymagic.or.jp/pdf/R6jisseki_text.pdf
本報告書には、イベントやスクールに参加された皆さまやスタッフへのインタビュー、各事業の動員数、1年を振り返るトピックなどを掲載しております。多くの方々にご覧いただけますと幸いです。
2025年度も、障害者クライミングの普及活動を通じて、多様性を認め合えるユニバーサルな社会の実現に向けて、より一層取り組んでまいります。
今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
【NPO法人モンキーマジックの活動を応援・寄付する】
https://www.monkeymagic.or.jp/support-goods
【活動の様子】