2025年 09月 14日(日)12:00
【報告】筑波技術大学体育集中授業の指導を担当しました
9月9日(火)、10日(水)、12日(金)の3日間、視覚障害者・聴覚障碍者のための国立筑波技術大学の視覚障害学生を対象とした体育集中授業「フリークライミング」が開講され、指導を担当しました。
2006年から続く本授業も今年で19期目を迎え今年は情報システム学科から視覚障害のある3年生3名の学生が履修しました。
初日はクライミングに関する座学から始まり、ハーネスの装着方法やロープワークを練習。午後には、スポーレクライミングジム( https://spoleclimbinggym.com )にて、高さ12mの壁をトップロープで登りました。
2日目は、映画『LIFE IS CLIMBING.』を鑑賞した後、モンキーマジックつくば( https://tsukuba-mm.jp )にてボルダリングを体験。初日のトップロープクライミングとは異なり、さまざまな形のホールドに苦戦しながらも、ひたむきに課題へ挑んでいました。
最終日の3日目は、午前中にハーネス装着やロープワーク、ビレイ方法を再確認。午後は再びスポーレクライミングジムでトップロープに挑戦しました。初日には手も足も出なかった課題を、最後には見事に登り切り、3日間の集大成として大きな成長を見せてくれました。
以下、学生からのコメントです。
・「初めてのルートクライミングに挑戦。最初は降りるのが怖かったが、2日目は安心して登れ、クライミングの楽しさを実感した。友達も誘ってまた行きたい。」
・「初日は3mほどしか登れなかったが、2日目には完登できて達成感。ハーネスや8の字結びも習得し、できることが増える楽しさを感じた。また挑戦したい。」
・「ビレイが上達した一方、登る怖さは残るものの、頭と体を使う魅力を実感した。ボルダリングで完登体験もでき、仲間とまた登りたい気持ちが高まった。」
今後も登る機会や、生涯スポーツとしてクライミングに触れてもらえたらうれしいです。
【活動の様子】
2025年 09月 06日(土)11:00
【報告】筑波大学附属視覚特別支援学校の教員向け研修会で講師を務めました
2025年7月25日、筑波大学附属視覚特別支援学校で開催された「視覚障害者スポーツ研修会」にて、盲学校の先生方を対象にクライミング体験会の講師を担当しました。
この研修会は、視覚障害者スポーツの専門性向上を目的としています。当日は、障害者クライミングの歴史やブラインドクライミングの方法についてお話しした後、実際に先生方に体験していただきました。
体験会では「腕の力だけでなく、全身と頭を使うスポーツだとよく分かりました」といった感想をいただき、クライミングの奥深さを感じていただけたようです。お互いに応援し合う先生方の姿からは、スポーツが持つ連帯感や楽しさが伝わってきました。
クライミングは、障害の有無にかかわらず、誰もが同じ場所で同じルールで楽しめるインクルーシブなスポーツです。今回の体験会が、子どもたちがより安全に、そして楽しくスポーツに取り組むきっかけとなれば幸いです。
【活動の様子】
2025年 08月 29日(金)13:00
【報告】ロッククライミングキャンプの指導を担当しました。
8月26日から28日までの2泊3日、長野県川上村の廻り目平キャンプ場(小川山)にて、NPO法人Next one.(ネクストワン)主催のロッククライミングキャンプが開催され、モンキーマジックが指導を担当しました。
小学校低学年から中学生までの約30名の子どもたちに加え、ボランティアの学生や社会人の方々も参加し、にぎやかで活気あふれるプログラムとなりました。
昨年は台風の影響で開催を断念しましたが、今年は3日間一滴の雨も降らない好天に恵まれました。その分、子どもたちは自然の中でのクライミングをはじめ、さまざまな体験を存分に楽しむことができました。再会を喜ぶ子も、初めて参加した子も、笑顔いっぱいで岩場に挑戦していました。
小川山のガマスラブやフェニックスの大岩でトップロープクライミング、ボルダーのくじら岩周辺散策など、ロッククライミングキャンプならではの盛りだくさんのプログラムとなりました。
子どもたちの笑顔は、川遊びでびしょ濡れになったり、水晶探しに夢中になったり、満天の星空の下で焚き火を囲んで花火を楽しんだりと、クライミングだけではない豊かな自然体験から生まれたものです。
代表の小林にとっても、この地で初めてクライミングを体験した日の記憶がよみがえる3日間となりました。きっと子どもたちも、夏休みの締めくくりに忘れられない思い出を胸に帰路についたことと思います。
NPO法人Next one.(ネクストワン)Facebook
https://www.facebook.com/share/p/16tTCLmVhi/
【活動の様子】
2025年 08月 23日(土)12:00
【報告】宮城県大崎市鳴子温泉の児童館のクライミング壁お披露目式に出席
8/18(月)、宮城県大崎市鳴子温泉の川辺児童館に新設されたクライミング壁のお披露目式に代表小林をご招待いただき、地域の子供たちとの交流を行いました。
この壁はアドベンチャー教育がご専門で鳴子温泉に滞在中の、台湾国立体育大学の呉冠璋教授とその指導学生、地域の有志の協働で、児童館の新しい楽しみ方を提案し、子どもたちの放課後の遊び場を守りたいと制作したもの。壁の最上部には強度の名産こけしが取り付けられ、ホールドもこけしと同じ材木を使用した木製と郷土色たっぷりの壁でした!
璋教授は台湾での交流型クライミングイベント立ち上げに当初より携わっていただきご支援いただいているモンキーマジックともかかわりのとても深い方。お披露目の後は、子どもたちの体験会。ひとつの壁ですが、ルートを自分なりに考えて、何度も何度も挑戦する姿が嬉しくなりました。次に伺う時までに、あの木製ホールドも数が増え、そこでクライミングを楽しむ子供たちの姿も増えていることが楽しみです!
【活動の様子】
2025年 08月 14日(木)12:00
【報告】東京都墨田区保護司会地域集会にて講演
8/6(水)、東京都墨田区役所にて、墨田区保護司会主催、「第75回 社会を明るくする運動 本所西分区地域集会」が開催され、代表小林が講演しました。
当日は保護司の方々の他、地域の方やクライミングジムでチラシを手にしたことで来場された親子など30名ほどの方にお集まりいただきました。昨年まで講談や落語など地域の方々が集まりやすい企画が続いた中で趣向の異なる企画に、主催者の保護司の方も来場者があるか不安そうでしたが、来場される方も例年より多く、また質疑でも時間が足りないほどたくさんのご質問を頂き、価値ある夏の夜となったとご感想を頂けました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
モンキーマジックでは、団体や企業や行政、学校など様々な場面に応じ、講演会やワークショップ、上映会などを承っております。
法人のみなさまへ - 講演会・ワークショップのご依頼
https://www.monkeymagic.or.jp/business/lecture
【活動の様子】
2025年 08月 06日(水)18:00
【映画上映】福井県で「ライフ・イズ・クライミング」上映&トークショーを行いました。
8月3日(日)、福井県国際交流会館にて開催されたイベント「見えない見えにくい人の暮らしを知る日2025」の一部として、映画『ライフ・イズ・クライミング』の上映とトークショーが行われ、モンキーマジックからは代表の小林とスタッフの鈴木が参加しました。
当日は100名を超える方々にご来場いただき、映画をご覧いただきました。
本イベントは「福井県視覚障がい者支援ネットワーク 羽二重ネット」さんが主催され、映画の上映のほかにも盲導犬の体験会や、iPhone/iPadのミニ相談会など、さまざまな催しが行われていました。
トークショーでは、「想像をはるかに超える素敵な映画でした。小学校や中学校でも上映して、もっとたくさんの子どもたちにも見てもらいたい」といった声もいただき、とても嬉しく思いました。
今後も、より多くの方にこの映画を届けていけるよう、活動を続けていきます!
▼羽二重ネット
HP:https://www.habutae-net.jp
イベント報告レポート:https://www.habutae-net.jp/news/entry-315.html
【活動の様子】
2025年 08月 03日(日)
【報告】江崎グリコ株式会社様にて講演を行いました
7月30日(水)に大阪府大阪市の江崎グリコ株式会社本社にて、SCM事業部の皆さまへ代表小林が講演しました。
会場には40名程度の社員の方がいらっしゃり、更にサテライトでも中継され海外の拠点でも100名以上の方に、小林の生い立ちやキャリア、仕事や人生についての考え方、モンキーマジックが実現しようとしている社会について聞いていただくことができました。
社員の皆さまが真剣な表情で耳を傾けてくださり、後半の質疑応答では仕事と人生のバランスについての考え方や、代表小林が期待するテクノロジーに関する質問など多岐に渡りました。
少しでも社員の皆さまの業務のモチベーションや、江崎グリコ様の一層の発展の一助となれれば嬉しいです。
今回の講義は、以前ユニリーバ様で行った代表小林の講演を聞いてくださっていた方の紹介で実現しており、ありがたいご縁が繋がった形となりました。
【活動の様子】
2025年 07月 21日(月)17:00
【北九州市訪問DAY3】登るチカラ、つなぐ未来~小林幸一郎さんと描くインクルーシブなまちづくり~
7/13(日)、北九州市での「登るチカラ、つなぐ未来~小林幸一郎さんと描くインクルーシブなまちづくり~」をテーマとしたワークショップやクライミング交流会の最終日には、CLIMBING GYM & SHOP OD 小倉店を会場に、交流型クライミングイベントを開催しました。
この日は、子どもから大人まで、また障害の有無を問わず、約30名が参加。初めてクライミングを体験する方も多く、にぎやかで温かい空気に包まれながらの開催となりました。
はじめに、クライミングジムの安全な利用方法やルールの説明に加え、視覚障害者と共にクライミングを楽しむための手引き「H・K・K(方向・距離・形)」について講習を行いました。
その後は、参加者同士でペアを組み、「目隠しクライミング」にチャレンジ。
見えない状態で登る体験を通じて、言葉の伝え方や信頼関係の築き方を実感してもらう時間となりました。
さらに、小グループごとに分かれてのグループ対抗ミニゲームも実施。楽しみながら自然とコミュニケーションが生まれ、参加者同士の距離が縮まっていきました。
イベント参加者からは、
「方向を伝えていくのが難しく、聞く側もそれをどう解釈して行動に移していくか考えるのが難しかった」
「普段、それ、あれ、これ、に頼っているのをすごく痛感した。どうやったら伝わるのかすごく考えた」
など、多くのコメントを頂きました。
イベントの締めくくりには、福岡県在住の障害のあるクライマーお二人のデモンストレーションが行われました。片脚のクライマーと身体機能障害のある現役パラクライミングワールドカップ銀メダリストの流れるようなクライミングに参加者も息をのむようにその姿に注目していました。
今回の濃密なイベント開催を通じ、この街にもクライミングと言うスポーツを通じたインクルーシブが一層広がってゆくことを願ってやみません。この素晴らしい機会を取りまとめてくださった北九州市のみなさんに御礼申し上げるとともに、弊会としても今後も責任を持ち関わり続けさせていただきたいと思います。
【活動の様子】
2025年 07月 21日(月)15:00
【北九州市訪問DAY1】登るチカラ、つなぐ未来~小林幸一郎さんと描くインクルーシブなまちづくり~
2025年7月11日〜13日の3日間、北九州市にて「登るチカラ、つなぐ未来~小林幸一郎さんと描くインクルーシブなまちづくり~」をテーマに、ワークショップやクライミング交流を通じて、“誰もが自分らしく生きられるインクルーシブなまちづくり”を考えるイベントが開催されました。
本イベントには、NPO法人モンキーマジック代表の小林幸一郎と、スタッフ鈴木が参加しました。
DAY1では、北九州視覚特別支援学校、北九州市立高等学校、九州医療スポーツ専門学校にて、講演会を行いました。
講演後には生徒たちから多くの質問やコメントが寄せられ、対話の時間もとても活発で、有意義な交流となりました。
特に北九州視覚特別支援学校では、視覚に障害のある小中学生を対象に校内に設置されている常設のクライミングウォールを活用し、クライミング体験会を開催しました。
生徒の多くが初めて壁に触れる機会となりましたが、皆さん笑顔で挑戦し、クライミングの楽しさを体感してくれました。
また、視覚特別支援学校の後には北九州市副市長を表敬訪問しました。
今後の市内でのクライミングイベント開催に向けて、意見交換を行いました。北九州市市としてもインクルーシブな社会創出に向けて取り組みが行われており、大変前向きな対話の場となりました。
DAYはこちら2↓↓↓
https://www.monkeymagic.or.jp/report/detail/id/1612/genre//currentId/1
DAY3はこちら↓↓↓
https://www.monkeymagic.or.jp/report/detail/id/1613/genre//currentId/1
【活動の様子】
2025年 07月 12日(土)18:00
【報告】神奈川県立スポーツセンターにてボルダリング指導を担当しました。
7/12(土)、神奈川県藤沢市にあるアサンテスポーツパーク(神奈川県立スポーツセンター)にて、神奈川県障がい者スポーツ協会主催の「パラスポーツ教室 体験会」にてクライミングの指導を担当しました。
昨年に続き指導を担当させていただき、今年はボルダリングだけでなく、新たに設置されたオートビレイ機を使って6メートル程の高さまで登っていただくこともできました。
障害当事者と家族や支援者を対象とした本イベントにて、当事者20名以上の方々にチャレンジしていただき、クライミングの魅力を知っていただけたかと思います。
ご参加いただきましたみなさまありがとうございました。
【活動の様子】